移りゆく社会

今日を生きられるかという戦争の時代が終わりを告げて100年弱が経とうとしている。人類は時代に合うようにその性格を厳選してきた。分かりやすく結果が出てきた今こそ、次の社会の在り方を考える必要がある。 国内社会の存続には、もちろん経済成長がついて…

刺激受容量の変化について

人の五感への刺激の強弱をどのように認識するかについては、1950年頃からすでに理論を打ち立てられていた。私が調べたのはヴェーバーの法則とスティーブンスの法則という2つで、細かい理論の前提や正しさは抜きにして、どのような法則なのかまとめると…

ヴィルヘルム・マイスターの修業時代より

ゲーテ著 ヴィルヘルム・マイスターの修業時代 上巻 (上流市民を振り返って)生まれながらの財産は、どれほど快適さと気楽さを与えてくれることか。(中略)この世のものの価値と無価値とを早くから見分けることができるのは、それらのものを幼い時から享受…

記憶と個性の謎

後天的な障害によって短期記憶ができなくなってしまった方のドキュメンタリーを観た。 新しい物事を記憶することができなくなってしまったようだが、過去の記憶はしっかり持っているように見える。言語障害もないし、受け答えもはっきりしている。そして何と…

性格について

世間の理解を通して自己理解する上で、重要な指標になっているものの一つとして、性格の差があります。 私の感覚では性格は遺伝で決まっていて、時代や文化、環境に沿うように進化と淘汰を繰り返す対象となっている気がしています。 正規分布のようにはいき…

情報の圧倒

気づかないうちに時間が無くなっていることはないだろうか。 ・自分の無知、過去にぶつけられた嫌悪の表情、将来への不安が頭から離れず、暇があれば落ち込みっぱなし ・自分にほとんど関係のないゴシップを追う ・LINEを頻繁にチェックし、返事のない時…

人間の繁栄と淘汰

食料が有限である以上、種内の劣勢淘汰は収まることがない。優勢であるものが子孫を残し、繁栄を続けていった結果、進化という形で徐々に外界に適応していく。すべての生物がその優劣を種内の個体差として認識するだろう。 人間を含めた生物が存在する大前提…

タイプ論に関するユングの見解

MBTIへのいざない R.R.ペアマン, S.C.アルブリットン 著 ユングは彼の著書において性格のタイプにおける違いの記述についてこう述べている。 「すべての人は例外である。したがってすべての人に当てはまる完璧なタイプ記述は用意することができ…

プライドにみる真の自己

子どもをふつうに育てたい 長山靖生 著 私は単に自分は自分だと思っているだけだ。だから私は「万能感」や「(理想化された)本当の自分」ではなく、今ここにいる自分を正確に把握する努力をしている自分にプライドを持っている。 思うに人間のプライドとい…

感情は社会に100%依存する本能なのか

私の考えでは、感情は種の発展と存続のための防衛本能だと思う。 仲間を守る意識や、敵対する意識は、いかなる生物も持ちうる。 脳があり、それを慈しみや憎悪という概念で認識できるかはまた別の話だが。 先天的に誰でも持つ感情は複雑で、たとえ数直線上に…

才能とは

才能とは、続ける力のことを言う。 洗礼された技術、完成品を見て、「才能があるね。」と言う場面をよく目にするが、その中の何人が努力の過程を知っているだろうか。掛けた時間を見てきただろうか。 上達の速度や初期スペックは「才能」ではなく「気質」と…

怒りとはアイデンティティの主張

誰しもが他人にないがしろにされるのは気分のいいものではないと思う。 好きなものや入れ込んでいるものがあるのに無関心な態度をとられ、傷つくことは珍しくない。 その怒りの裏側に、自己がある。 本来は自己とは不完全に揺蕩うものだが、物事の好き嫌いに…

目的、宿命、課題

詩と真実 ゲーテ著 人間というものは、なにを志し、なにを企てようとも、結局は、自然があらかじめその人のために定めておいた道へまた、連れ戻されるのである。

知恵を愛する人間の思考

フェルマーの最終定理 サイモン・シン著より引用 (ピュタゴラスの言葉) 人生とは国民的祝典のようなものかもしれません。ある者が賞金を目当てに、またある者は名声と栄誉を得ようとしてここに集まってきます。しかし、ここで起こることすべてを観察し、理…

習慣について

習慣付けするのに、最低でも3週間ほど必要なのだという。 習慣が思想を作り、逆に思想(信念)は習慣付けの意思を与える。また、思想はその人の行動を生み出す。行動はその人の、その人たる特徴を際立たせるもの。自己を確立するための第一歩は、思想であり…

MBTIについて

用意された16人のモデルと自分を比較することで、自己理解を深めるというツールです。 今後MBTIに関する投稿を行う際には、原則や理念から外れないように、こちらの記事にまとめていこうと思います。 ・8タイプの心理機能の存在 ・幼いころより心理機…

謎機能 Ni(内向的直観)について

Niは物事を分類する機能です。私が持っている感覚としては、オブジェクト指向プログラミング言語のClassに近いです。 ある概念について、自分なりの解釈を作っていく感覚。本質的にどんな構造をしているか。どんな枝を持っているかについて、対象に触…

歴史は繰り返す

"学ぶ"とは真似ることである。元の語源は"まねぶ"だそうだ。 自分の考えが浮かばないとき、自分の進む方向が分からないとき、まずは学ぼう。 友達に学ぶ、家族に学ぶ、師に学ぶ、上司に学ぶ、社長に学ぶ、自分に学ぶ(難しい)、自然に学ぶ

尊敬する心、同志を愛する心

学ぶ際には学ぶ者の心、教える者の心が大切だ。 学ぶ者が教える側を尊敬する心を持っていなければ、反対に教える者が学ぶ者を愛していなければ、両者の間に学ぶ環境は整わない。 学ぶ対象を尊敬できないとき、教える者を愛せないときは、一度自分の置かれて…

私について

※私に関する内容は、全てこの記事にまとめ、字数制限を除いて新しい記事を乱立することは防ごうと思います。 最近はMBTIという言葉を私生活でも耳にするようになり、少々驚いています。 ここまで知名度が上がった今なら、明け透けにしても問題ないかなと…

このブログについて

初投稿です。 思ったことを書いていきます。 思ったことをどこかに書き留めていないと、零れてなくなってしまうので、私用の備忘録として残しておきます。 特に、頭の中で湧き上がる命題を主として載せます。 簡単には証明できるものでもないし、証明自体不…